2024/05/04
先日観た公演の余韻がまだ少し残ってる。
感想を文字にしようとすればするほど、なんか違和感がある。脳内で言葉に変換する過程で、第三者的な感じが入り込んできて、本来の感想から離れていく。もっと感覚的な、体感的な、ただ感じたものがある…それだけでいいんだろう。感想なのだから。
そんなわけで、あれこれ感じたことはあるけれども、とにかく「自分も頑張ろう」とエネルギーをもらった。今回に限らず、観たり聴いたりしたときに、最終的にそういう感想になる作品なりライブなりコンテンツなりが、私にとっては「とてもよかった」ものなんだな、と思う。
以前はそういう感想が出てくることが、なんか烏滸がましいような、ピントがズレてるような感じがしてたけど、好きなものってそういうものなのかも。力をもらえるもの、励まされるもの。作品やコンテンツだけじゃなくて、物や服や食べ物も、好きなものってそういうものなのかも。
でも、自分から「力をあげます」「元気を与えたいです」とはしたくないし、人からもされたくもないんだよな。作り手が良いものを作ろう、表現しようと思って出来たものを受け取った結果の感想としてそうなるわけで、それ自体を目指しちゃうとなんか違うというか。
そして、作品などだけじゃなく、もはや、ただそこにある・いる存在に触れただけで相手が励まされることもあるわけで、それはもう周りがどう受け取るかの話だから、エネルギーを発信する側がコントロールできることじゃない気がする。
まあ、人との関わりとか社会において、気遣いとか需要への適応とか、周りへの影響をあらかじめ考える必要もあるのだけど、そこに囚われすぎずに、作りたいものや表現したいもの、やりたいことを追求する過程、そして生まれた結果を差し出すときに相手にエネルギーが伝わるといいな、くらいの感じでいいのだと思う。
