WordPressでmp3ファイルをダウンロードできるようにした
先日思い立って、作った音楽を「フリーBGM」として無償配布することにした。その際、ファイルの配布方法についてあれこれ試行錯誤したので、今回はその備忘録。
- 配布するページは音楽活動を紹介しているWebサイト(自作・WordPress)
- 配布するファイル形式はとりあえずmp3のみ(oggも加えようかと思ったが、ひとまず保留)
- 1曲につき、長さ違いやループ再生のバリエーションを用意する
- 試聴はYouTube
- ダウンロードの際には利用規約を確認してもらう
ここまではすんなり決まったが、問題はファイルのダウンロード方法。条件としては、長期間にわたり容量の心配をせずにファイルを置けて、スムーズにダウンロードできるようにしたい。
最初はSoundCloudに曲をアップロードしてダウンロードしてもらうことを考えた。けれど、曲数が増えたときに容量制限に悩まされそう(近々無料版にダウングレードする予定なので、3時間分しかアップできなくなる)。WordPressに埋め込めるのは便利だけど、今回はパス。
次に、WordPressに直接置いたファイルへのリンク付きのダウンロードボタンを設置。が、ボタンを押すと再生プレイヤーが開いてしまう。プレイヤーからダウンロードもできるけど、わかりにくい。
ならば、プラグインで解決!と、音楽再生プレイヤーの「MP3 Audio Player(sonar music)」を使って、ページにプレイヤーを埋め込み、曲目リストにダウンロードボタンも設置。バリエーション違いの試聴もできるようにした。
これで解決かと思いきや、問題がひとつ。「MP3」と書いたダウンロードボタンが「3点リーダーアイコン」を押さないと表示されない(PCでは有料版プラグインなら直接表示できたが、モバイルでは表示されなかった)。これだとちょっとわかりにくい。さらに、アイコンがうまく押せなかったり、意図せず曲が再生されたりする。CSSで位置を調整してみたりもしたけど、もうちょっとわかりやすい方法をあらためて模索することに。再生プレイヤーとしてはとってもいいのだけれど、今回の目的にはちょっと合わないと感じた。
そこで、さらに別の方法として、再生プレイヤーではなく、シンプルにファイルをダウンロードできるリンクを設置することにした。WordPressの「Download Manager」プラグインを使用。ファイルをアップロードするとショートコードが生成され、それをページに埋め込むとアイコン付きのダウンロードリンクが表示される。
結論として、この方法を採用した。以下のようなページに仕上がった。
ちなみに、1ファイルごとにショートコードを埋め込む方法もあるが、下記の記事を参考にしてリスト表示にしている。見た目はCSSで調整した。
「Download Manager」は、ダウンロードファイルのURLがWordPressの他のメディアとは異なるディレクトリに保存される点や、ダウンロード時にパスワード設定ができる点など、今後もいろいろ使えそう。
こうして試行錯誤していると、時間があっという間に過ぎてしまうけど、それはそれで楽しい。SNSやYouTubeでの公開もいいけど、自分のサイトをもっと作り込んで、コンテンツを集約していきたい。
